WCAN 2014 Summer 「ディレクターとして意識スべき、『誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書』術」に参加して、自分の文書を振り返ってみた

2014年07月12日(土)、名古屋国際会議場で WCAN 2014 Summer が開催されました。

  • 名村晋治さん「ディレクターとして意識スべき、「誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書」術」
  • 山口有由希さん「長崎・福岡・東京 それぞれの都市から学んだ これからのWebで大切なこと」
  • 中川直樹さん「今、Webクリエーターに必要な5 MOST!」

※写真:WCAN 2014 Summer が終了しました | WCAN お知らせより

「ディレクターとして意識スべき、『誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書』術」

サービシンクの名村さんによる、「ディレクターとして意識スべき、『誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書』術」は、ディレクターだけでなく、参加をされた全ての方が活用できる内容でした。

私もメール応対やセミナーのスライド作成、ブログなど文章で伝える機会が多いので、とても勉強になりました。

また、ベースキャンプ名古屋のスタッフへ文書で指示をだす時に、特定の一人ではなく経験やスキルが異なる複数人に伝えなければならない為、どうしたら全員に理解してもらえるのかと頭を悩ませることがあります。

まさに「誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書」を習得したいと思っていたところでした。

自分の文書を振り返ってみる

今回、特に印象に残った文書術を使って、このブログで書いてきた文書を振り返ってみます。

特に印象に残った3つ文書術

  1. ダメな文章は主語がない
  2. 「空気を読め、行間を読め」が通常するのは今だけ
  3. まず必ず「要件」を書く。なぜそれを行うのか?作るのか?を共有

※参加レポートではありませんのでご注意下さい

私の勝手な解釈が入ります。参加レポートはこちらの記事が分かりやすくてオススメです!

1. ダメな文章は主語がない

なんだかうまく伝わらないなぁって時は、主語だけでなく、目的語と述語がきちんと使えていないことが多いですね。「誰が」「何を」「どうしたか」ってことですね。

普段、5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を適切に使うように意識していますが、急いでいる時や頭の中が整理できずに書いている時は抜けてしまいますね。

以前に書いた、セミナー登壇レポートを見てみます。

2014年2月5日(水)にベースキャンプ名古屋で開催された「アクセス解析の日」ミニセミナーで、新しくなったGoogleアナリティクスのセグメントを紹介しました。

こういった報告形式の場合、特に「いつ」「どこで」「なにが行われたのか」を正確に書くようにしています。場所が書かれていないとか、正式名称じゃないとか、やってしまいがちなので気をつけています。サイトがある場合はリンクも忘れずにつけます。

主語である「私は」は抜けていますが、日本語では全ての文章に主語をつける必要はないので、このケースは「私は」はなくても成りたっています。

「ダメな文章」にならないように、主語+目的語+述語、5W1Hを適切に使うようにしたいですね。

2.「空気を読め、行間を読め」が通常するのは今だけ

失敗例を紹介します。次の文章は、2013年10月に書いた記事の中で、セミナーの告知をしています。

11月6日(水)19:30〜 「脱・初心者!Googleアナリティクス活用法」という勉強会を開催します。

西暦が抜けてますね。

記事の日付は2013年なので「2013年が無くても分かるだろう」という頭で、西暦が抜けたんだろうと思います。2014年になった今、この記事を見た人は2014年の11月の話だと思ってしまいますね。

今はこういったミスを防ぐために、書き上がったらいったん他のことをして、頭をリセットした状態で読み直すようにしています。場所やデバイスを変えて読むようにもしています。

3.まず必ず「要件」を書く。なぜそれを行うのか?作るのか?を共有

背景や理由、全体像をつかんだ上で、具体的な内容にうつることで、より理解度が深まりますね。

先日書いた記事、「ユニバーサルアナリティクス移行前に理解しておきたい特徴と注意点」では、特にそこを意識して書きました。

■ユニバーサルアナリティクスとは?

皆さん、ユニバーサルアナリティクスにはもう移行されましたか?

ユニバーサルアナリティクスとは、2014年4月に正式リリースされたGoogleアナリティクスの進化版です。今後、Googleアナリティクスはサポートが終了し機能が停止してしまうため、全てのユーザーがユニバーサルアナリティクスにアップグレードをする必要があります。

いつ終了するか正確には公表はされていませんが、2年以内と言われています。

■トラッキングコードをすべて差し替える必要があります
現在設置してある ga.js のトラッキングコードを、すべて analytics.js コードに置き換えます。

タイトル通り「ユニバーサルアナリティクス移行前に理解しておきたい特徴と注意点」をまとめたかったんですが、とても長く小難しい記事になるだろう、と思ったので、まず「なぜ移行をする必要があるのか?」「どうやって移行するのか?」を簡潔に冒頭で紹介しました。

といったように、背景や理由、全体像を理解して、読み進めたほうがその後に続く文章が頭に入ってきやすいですよね。

まとめ

以上、3つの文書術を使って、これまで書いてきた文書を振り返ってみました。

過去のブログを読み返したのですが、このブログを書き始めた2年前の文章は、とてもひどかった・・・。読み返しても意味が分からずまったく役に立ちません。

自分で言うのもなんですが、少しは上達したようです!

2年前と比べ、今は「伝えたい」という気持ちが強くなり、「読んだよ!」「あそこ間違ってるよ!」と、暖かい言葉をかけてくれる皆さんがいるおかげで成長しているんだなぁと実感をしました。

名村さんからのメッセージ

名村さんがセミナー後に書かれたブログです。必見です。

WCAN 2014 Summerで「ディレクターとして意識スべき、『誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書』術」のセミナーをさせていただきました。 | セミナー | Webディレクションやってます blog


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日比野(ひびの)ななえ

Googleアナリティクスの使い方やアクセス解析について書いてます。

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